約束の16時になったからバレーボールの場所へ。どっちの方向にあるかは、さっき聞いていたが、具体的にどこにあるかは分かっていなかったので、たどり着けるのか分からないまま歩く。大きな音で音楽が流れていて、今日はよくこういうことがあるものだ。と思っていると、目の前に子どもたちとバレーボールコートが見えた。コートの奥にスピーカーが置かれていて、そこからの音だった。もしかしたら、僕に場所を伝えるために爆音で音楽を流していたのかもしれない。到着してしばらくしたら、音が鳴りやんだ。
こちらに気が付いて何人かこちらに手を振ったので僕も手を挙げて応答。到着してすぐにゲームが始まった。地面はビーチのような砂が敷かれていて、足元がとられるので、皆裸足でしている。僕は高校の体育の時間でやって以来のバレーボールだった。バレーボールはあまり得意ではないので、自信はなかったが、一応やり始めてすぐにルールは思い出した。
僕は2回ゲームをしたところでリタイア。汗だくになった。久しぶりに運動できて良い時間だった。それにしてもデブいから身動きがとれん。

運動後は、子どもたちも、大人たちがしているのと同じように、輪になって語らっていた。インドネシアは、アートコレクティブが多く、世界中から注目をされている国になっているが、このような輪になって語らうことができる社会や文化的な背景があるからこそ、多数のコレクティブが存在するのだと思う。実際、このような集まりのことをコレクティブと言ったりすることがある。例えば、あそこはフィッシャーマンのコレクティブだよ。などと、漁師が集まる場所のことを指してコレクティブという言い方で説明を受ける場合があるのだ。なのでコミュニティと近い使い方をしているように思う。


帰り際に、今日は一人でご飯を食べることになっていたので、近くの小さな売店で夜ごはんを購入した。数字が分からないから、その場にいた知った人に手伝ってもらって購入。バナナの皮で包まれている弁当だ。スタジオに戻って食べた。バナナの皮が水分を弾くから机が汚れることはない。手前にある天ぷらのようなものは、テンペイと言う食べ物を揚げたものだ。何なのか調べてみたら、納豆のような発酵食品を固めたもののようだった。触感は白身魚のようだし納豆のような臭みはない。
それにしても、滞在数日でバレーボールをすることになるとは思わなかった。思いがけず、みんな気にかけてくれるので、嬉しい。
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